友人が庭でとれた植物でスワッグを作ってくれました。
玄関いっぱいにローズマリーの香りが広がり
アクセントのブルーセージがたまりません。
こんな風に自然を生活に取り入れた毎日を送りたい
と思っているのに、気がつくと
毎日の出来事にホンロウされてしまっています。
ここのところずっと、自分のやりたいことを
やるっていうことがテーマに書いているように思いますが
その「やりたいことが見つからない」ということ
結構あります。
日々の生活にホンロウされていては、みつかるものも
見つかりません。
それでは、いっそのこと何もかもやめて
山にこもって瞑想したほうがいいのか?
といえば、それも極端です。
生活の質をあげることは、人生の質をあげることになります。
生活の質や人生の質。
自分のやりたいことが見つかって、それをやることが
できたら、生活や人生の質があがります。
では、どうやってそのやりたいことをみつけたらいいのでしょう。
「フロー体験入門」*という本に極端な例として
統合失調症で入院している女性の話が描かれていました。
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その病院では一日の中で、何をしているのか、何について
患者さんが考えているのか、どのように感じているのかを
知るために調査をしていました。
その女性は10年以上入院していて、普段は混乱した
思考パターンと深刻な精神疾患による感情の低さをしめしていたのです。
ですが、2週間の研究で、彼女は完全にポジティブな気分
を2度報告して、それは爪の手入れをしているときだったそう。
その後、スタッフが彼女にプロのネイリストに職業訓練を
してもらい、徐々に独り立ちし社会復帰を果たしたという。
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もちろん、これは本当に極端な話で、だからこそ
本にも書かれるくらいのことなのだけれど。
この話をずーっと自分のこととして考えると
毎日の生活で、自分が何をしていたら喜びを感じているのか?
を見ていくことは、思っている以上に重要だと思うのです。
とっても簡単でいいと思います。
簡単なメモをとってみてもいいと思います。
書き始めると、思ってもみない発見があります。
頭で思い込んでいたことが、メモをとることで
改めて客観的に自分の生活を振り返ることができます。
自分が気分よく過ごしている時間に何をしているのか、
がわかるとその時間を少しずつ
増やしたい、と思い、そして増やす努力がはじまります。
そのことが、生活の質を上げていくこと
人生の質をあげていくこと、
自分のやりたいことを見つけていくことへと
つながっていくと思います。
*フロー体験入門 楽しみと創造の心理学
M.チクセントミハイ著