気持ちの向け方

もうすぐで息子が卒園するので、

これも最後、あれも最後。

最後ということは、次に最初がくるので緊張するけれど

わくわくして、楽しいことも待っているのに、なかなか切り替われ

ません(笑)。

 

 

気持ちがなかなか切り替わらない。

 

そういったこと、様々な場面であると思います。

 

かくいうわたしも「なぜあの人はこういう風なことをしたんだろう?」

「どうしてなのだろう?」と思いを巡らせることがあります。

 

そんな時は、自分の気持ちの向け方が

 

「どちらの方向に向いているのか?」

 

と考えることが助けになります。

 

先ほど私が言っていたように「なぜあの人は?」と

思っているときは、気持が外側に向いています。

 

そのことによって、自分の外にエネルギーが向かってしまい

考えても、考えても答えがでません。

そして、エネルギーが外に向かっているので

自分自身が消耗していくだけで、何もわかりません。

 

なぜなら、相手のことは変えられないですし

変わらないですから。

 

これは、ま、よく言われますよね。

 

この図をみてもらってもわかると思うのですが

自分が考えたりしているエネルギーで相手を変えるなんて

ほんとエネルギー不足です。

もし、変えられるとしたら相当なエネルギーの持ち主(笑)。

 

考えているエネルギーは相手に届いたとしても

変えられませんし、そのために使うものでもありませんよね。

 

でも、考えることをすぐにはやめられません。

どうしてこうなったのか、どうしてなのか。

 

それをやめるには、エネルギーの方向を変えることだと思います。

考える方向を変えるということですね。

「どうしてだろう?」と思った時は、

「どうして自分はそんな風に考えているのだろう?」と

「どうしてこういった気持ちになっているのだろうか?」と

エネルギーを自分に持ってきます。

 

こうすると、自分のエネルギーを無駄に使うことなく

自分自身へ向かってエネルギーを使うことができるので

外に向かうときほど消耗しません。

 

そして、このように自分に向かってエネルギーを使うことで

大切なことがわかります。

 

自分自身が本当はどのように感じていたのか、

それが分かるようになります。

 

それは、人から教わったことではなく

自分自身でわかるということになります。

 

府に落ちる

 

という感覚です。

 

「どうしてこんなことが起こったのか?」を

考えるときに、「こんなこと」は自分にとって自分を知るための

大切なことだとさえ思えてくるのです。

 

いままでエネルギーを外に向けて使っていたのだとすると

内側に向けるには、少し練習がいります。

 

しかし、練習していけばしっかり自分へ向けることが

できるようになります。

 

参考文献:「ゆきがふるよ、ムーミントロール」 とーべ&ラルス・ヤンソン著 当麻ゆか訳 

ムーミンのお話し絵本