ヨーロッパでの集中研修が終わって、10日以上たつ。
帰ってきてしばらくはよかったものの、体調を崩したりして
ここ2日くらいで復活。
しかし、今度は子どもの体調が崩れたりしてなかなかブログを
書くことに気持ちが向かなかった。
初めてのヨーロッパ。ルルドでの研修は帰ってきて
ようやっと「結構大きな経験だったのだな~」と感じ始めてきている。
SHASに在籍して16年くらいになる。
海外りトリートや研修があるごとに、その多くに参加してきた。
そのたびに、自分にとって大きな経験や気づきをもたらしてくれて
自分の成長のためになり今の自分を支えてくれている。
そして、今回はヨーロッパ。
正直、あまり乗り気がしなかった。
小さな子供がいて、10日以上も家をあける。
夫や母に迷惑をかけるにも長すぎる日数と感じていた。
けれど、今回自分の中でそうまでして行くことが気になるのは
グラハムハンコック氏の書いていた「ルルドの洞窟はかつてシャーマンが。。。」
という一文だけだった。
SHASで「シャーマニズムとセレモニー」伝統の教え
という研修に参加していたのもあり、シャーマニズムに興味がとてもあったから。
私はキリスト教について簡単な知識以上のことはわからない。
自分にとって「マリア様」や「教会」は遠い存在で祈りの言葉や
賛美歌についてもまったくわからない。
そんなんでルルドに行く人がいるのかどうか。
いや、ほとんどいないだろうなぁ。
(ルルドは聖母マリアの出現と奇跡的治癒で知られるルルドの泉で
とても有名で、カトリック教会の巡礼地でもあるのだそうだ)
そんな私がパリを経由してルルドに到着。
教会やその外にある壁画も素晴らしく、心を動かされ
何より人間によって作られた美しいものをたくさん見ることができた。
それらを直接見て感じ、自分の中に浸透させていくことができ
十分に味わうことができたことは私にとっては初めてのことでもあり
足りなかった何かが自分の中で満たされていった。
毎日の生活で、神聖な空間に身を置き、神聖な時間をすごすことは
ほとんどない。
そういったことが、自分の人生で不足していることもわかなかったし
これだけ必要としているとは、感じていなかった。
そして、1日のほとんどは洞窟に行き、少女ベルナデッタが「無原罪の御宿り」とよんだ
存在(のちに『聖母』と話される)から言われ、掘り進め水が湧き出したという湧水の染み出る岩に行き、
横を流れるポー川を眺めながらただ自然の中に身を置いていた。
つづく