昨日は、東京都薬用植物園でおこなわれた
「ワイルドローズと友達になる観察会」
(Seeds of Angelica高原大輔氏主催)に
スタッフ参加させていただきました。
最高に天気がよく、東京都薬用植物園も
たくさんの人たちでにぎわっていました。
私はワイルドローズに会うまで「ワイルドローズ」という花自体
あまり興味がありませんでした。
いや、ほとんど存在さえも忘れそうなほど。
「ここから自由時間ですので、観察してくださ~い」と
たっぷり1時間ほどの時間もふらふらと他の花をみたり、
木陰でおやつ食べたり。(スタッフの仕事しとらん!)
しかし家から遠いここまでまた観察に来るのもなぁ、と思い直し
最後の10分で花をまじまじと見て見ることに。
見ているうちに、ワイルドローズの茎や葉、つぼみの小ささに比べて
大きく広がる花の姿。
なんともいえないうすーいピンク色や、とげとげしている他の部分とは
似ても似つかないまーるくハート状の花びら。
(子どものおしりみたいにかわいい!)
急にスイッチが入って、スケッチ、スケッチ。
さーて、描こうと思うと、葉の実際の大きさやつき方、つぼみの状態なども
よくわからない。よーくみなくちゃわかりませんね。
講座の最後のシェアのときにもお話させてもらいましたが
私はなぜわざわざ花を見に行ったりするのか~と思ったときに
もちろん花を見ることもすきなのですが、別の理由もあります。
植物と知り合いになれるからです。
花に会いに行っても、最初はよくわかりません。
いや、花には感動するんですがすぐに知り合いにはなれない。
ぐるぐると花の周りなどをまわってみたり、座り込んでみたり
ルーペで覗き込んだり。時間をすごします。
しばらくすると(それは何日もかかったりするときもありましたが)
「あー!!!」
となにか自分のハートから感情や思い、または情景が浮かび
植物と共感する、つながる瞬間があるのです。
その一瞬のできごとが、目の前にある植物とつながれた大切な瞬間でもあり
私が植物とすごすことがほんとうに楽しいと思える瞬間でもあります。
今回のワイルドローズでいえば、私の場合はやぶ状の曲がりくねったとげとげ。
その枝の中に咲いている丸みのある花びらを発見したときにその瞬間が訪れました。
感じる部分はひとそれぞれに違います。
植物といつもと違う少し深いところで触れ合える、感じあえるのは
「特別な人しか経験できない特別なこと」ではないと思います。
だれでもがつながりあえます。
今はお花をみるには、本当にいい季節です。
外に出て、ぜひ植物と交流してください!