先日、堤さんの植物観察会at付属植物園へ飛び込み参加してきました。
家族総出で参加。やっとこさ、観察会の報告します。
ツリフネソウ(インペイシェンスの近縁種)の群生がみられました。
そして、キンミズヒキ(アグリモニーの近縁種)も背丈は小さいながら
見ることができました。
Bachエッセンスでいうインペイシェンスの近縁種として
日本で見られるのはツリフネソウなので、インペイシェンス
を知る手がかりのためにも今回はじっくりと観察してきました。
フラワーエッセンスを細く長く使っていて、
インペイシェンス=イライラ、怒り、落ち着かない、気が短い
というイメージをもっていて、その花の種がはぜるところにばかり
気がいっていました。
小さいころにホウセンカの花がたくさん咲いていて、
花よりも種を飛ばすことに本当に夢中になっていました。
花をいくつもまわり、飛ばせる種がどれなのかわかるくらい
エキスパートに!本当に大好きでした。
そのイメージだけをもってツリフネソウの観察をしてみると、
その花弁のうすくデリケートな装い、風に吹かれる様、
水との関係など新しい発見がたくさんありました。
<咲いている場所>
この写真には写っていませんが、池のまわりにぐるっと
囲むような形で群生しています。
ツリフネソウという名前は、「細い柄にぶらさがっている花の形が
帆を上げた船のように見えるから」など諸説あるようですが
水辺のそばに咲いていると、やはり船を連想するなぁ、と思いました。
<花の様子>
その色は赤紫色、うーんマジェンタ色でしょうか。
そのしっとりしたデリケートは花弁は、少し触っていると
すぐにだめになってしまうようで、はじけ飛ぶ種の強さとは
正反対に感じられるやさしさ。
3つある萼片の1つ袋状になり、くるんとなった部分。
どうにもこれが気になります(笑)
帰ってきてから、いろいろ調べるとやはりここに
たくさんの蜜が入っているとのこと。
あー、なめてみたかった!
その蜜をとりにくる昆虫は必然的に花の奥へ。
そのときに入り口の雄しべにある花粉が昆虫の背中に
つくようになっている。
本当にすばらしいつくり!
(私が観察しているときにはクマバチのような蜂が
盛んに花の奥へ入ったり出たりしていました)
<茎の様子>
そして、一緒に観察していた方が感想をシェアするときにお話してくれた、茎の節々に入るマジェンタ色。
(観察会が終わってから、いそいそと写真を撮りに戻りました)
マジェンタ色が節々にはいっていて、つやつやとした水の多い茎。
<葉の様子>
そして、茎や花に比べると水気の少ない葉。
そしてその緑の独特な色。
(いまさらながら色を表現する言語を持ち合わせていない自分を発見。もし、この葉を色鉛筆で書くとしたら、どんな色を使うのだろう、、、と考えてみようかと。描かなくては~!!)
<最後に>
ツリフネソウは
・水の要素が強い みずみずしい茎の様子や水辺に咲く様子
・風の要素が強い 花序から下がって風に揺れる様子
・火の要素が強い 種のはじける様子や日の当たる水辺を好む様子
茎に入っている赤色の多さ
などを感じました。
さて、土との関係は、、、。
今回はよく足元を見てこなかったので、わかりませんでした。
サイトでいろいろ見てみると、小学生がツリフネソウを押花にしたものがありました。
それを見てみると、細いけれど長い根を持っているようです。
根を生薬として使うということからも、大地との関係性も強そうです。
「~このような魂はインペイシェンスのエッセンスを通して静かに注意を払い、呼吸を深めて、開いていく一瞬一瞬に対する一層の感受性を身に着けることを学ぶ。これによって人生という貴重な花を、そのはかない繊細さ、デリケートな美とともにフルに経験することが可能になる。」と『フラワーエッセンスレパートリー』では解説されています。(*1)
そのあたりのことが、花をみていることで少しずつわかってくるように思えます。
はじけ飛ぶような火の強さを持っている一方で
やわらかいデリケートな花をゆっくりと開き、おだやかな風にふかれ
今を楽しむことができる。
厳密にいえば、インペイシェンスとツリフネソウは違ってくると思いますが
その表している部分は似ているのだと思います。
観察はフラワーエッセンスを飲むことや本を読むだけではわからない
ことがいっぱいです。
今回の発見は、花弁のデリケートさ。
新しい発見をしたときは、自然の秘密をみつけたようでにんまりと
うれしくなります。(その意味が自分なりにわかった時にも!)
神様とか大いなる存在とか大きな力とかわからないけれど
なぜこんなにもたくさんの植物を地球上に存在させているのだろう?
絶対に意味があるに違いない!(笑)
上記のフラワーエッセンスレパートリーからの引用は途中からです。
興味のある方は全文の確認してくださいね。
(*1)『フラワーエッセンスレパートリー』 パトリシア・カミンスキ・リチャード・キャッツ 王 由衣 訳